企業が様々なシステムを運用していく上で求められてくるのがインシデント管理です。インシデントと言われると障害とイメージしてしまう方もおられるかもしれません。しかし、実際にはインシデントと位置づける事象は、会社や団体によっても異なってきます。セキュリティにおいて何らかの害がおよぶ可能性が予想されるトラブルとか、外部からの何らかの攻撃といったものが、一般的な使われ方だと言われています。また、利用者の立場から考えてみると、例えばメールが使えなくなったとか、使用しているソフトウェアが動かなくなるとか、うまくプリンタが連動しないといった、やろうしていた事ができなくなることもインシデントとして取り扱われます。そんなインシデントの管理や確認に便利なのがサービスデスクの活用です。
インシデント管理に役立つサービスデスクとは
サービスデスクとは、利用者が企業の製品やサービスを使用している上で問題などが生じた時に、質問する場合やクレームなどの意見を言いたい場合に対応してくれる窓口のことです。また、顧客対応以外にも、製品やサービスに関する様々な情報を管理する業務も担っています。インターネットサイトで比較的大きな企業のホームページを調べていると、問い合わせ窓口が見つかることがあります。これがサービスデスクです。場合によっては、利用者などの社外からの問い合わせだけでなく、社内からの問い合わせにも対応するケースがあります。ヘルプデスクもありますが、それとは違い、より幅広い情報発信やサポートなどを取り扱っています。サービスデスクは、運用の仕方によって、インシデント管理をする上で重要なツールになってきます。
インシデント管理のためのサービスデスク導入のメリット
サービスデスクを設けることによるメリットは、まず、利用者などからの問い合わせがあった場合に、迅速に対応し、早急な問題解決へとつなげていくことができます。また、企業側としては、サービスデスクがあることにより、サービスレベルが向上し、利用者の満足度などを上げることで、最終的には収益増が期待できる場合もあります。大切なのは、これらの問い合わせ内容を記録し、情報を蓄積していくことです。これらの情報を共有することにより、円滑なインシデント管理をすすめることができます。わざわざ利用者の情報を確認しなくても過去の問合せ状況をすぐに確認することで、利用者の安心感にもつながります。質問内容が似ているものは、ホームページなどで閲覧できるとスムーズで便利です。このように上手くサービスデスクを取り入れてインシデント管理をしていくと良いでしょう。
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